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2006/5
2006/5/20 ADSL
いろいろと迷った挙句、結局、光ケーブルはあきらめ、電話回線をADSLに契約変更にしたのでした。
対戦ゲームをやるわけでなし、日常、そんなに大容量・高速なんて必要ないじゃんって。なんといっても、先週まで普通の電話回線でWIN98をだましだまし使って、どうにかなってた程度ですもの。

配線も設定も、もう大変。
わたしの場合、ちゃんと勉強したわけではないので、「あれ? あれ? なんでダメなのよ。さわってないとこは、……ここか? あ、できた(なぜ、そこをそうしたらできたのかはわからず、経験値のみ残る)」

PCの交換という意味では。
職場でもずっと、容量が足りない足りないといい続けていて。
そうしたらおととい、社長が突然、ついでに買ってきてくれたのでした。(やったっ)
絵を描く人間のPCって、ソフトのインストールに周辺機器の接続に……、やっぱり、もう大変。
で、今週末はおうちでも、会社でも「あれとこれとそれと、あれれ?」

でも、PCもネット回線も容量がアップして、まあ、なんて、快感。
今までわたしは、何を我慢してきたんだろう。

  

2006/5/14 モーツァルト
床に置いたCDプレイヤーの上には、毎年、ますむらひろしさんのアタゴールのカレンダーをかけている。今年はゴッホの絵がモチーフのシリーズ。今月はあの、はね橋の絵。うらうらとした陽射しの中の朽ちたボート、釣りをするヒデヨシ。
この絵が、不思議なことに幅広い音楽に似合うのだ。ピンクフロイドとか、モーツァルトにも……。

茂木健一郎さんのセレクト・モーツァルトなんていうから、通りがかりに、つい買ってしまった。
おお、久しぶり。
弟が好きだったので、大昔、壁の向こうでよく流れていた。

……あれ……?……

ミュージカル「モーツァルト!」や舞台劇・映画「アマデウス」のヴォルフガング。自分勝手な天才肌ってキャラ。
そりゃ、昨今の流行の、意外性を狙ったとらえ方なんだけれど。
……ねえ……ちがくない???

わたしは床に座り込む。
これはプレーヤーたちの人格が、わたしの語りかけているのか。
それとも、もともとの作曲家のカラーか。

シンフォニーやコンツェルトなんだからすごく当たり前なのだが、これは「組織/ハーモニー」をしらなければ作れない音じゃないのか。芸術家というより、職人肌。スタッフ・周囲との人間的な調和。

それを踏まえた上で、

孤高の中に美しいものを編み上げる才。

2006/5/12 おかえりなさい
キムさんの世界一周旅日記の最終章/まとめを読んで、
わたしの中でも、ひとつの旅がようやく終わった気分になる。
いや、これから始まるのか、これからも続くのか。
ただの区切りに過ぎないのか。

旅の最後の方は何やかやと体調がよろしくなかったようで、
そのたびに、マア……とか、あー……とかつぶやき、はらはらしてしまう(今さらなのにね)。うん、たぶん女性ファンは全員、そうなんじゃないのかな。
そう、
アヤウサとバカ正直さは、女性を口説く時には有利に働くかも、と妙な感心をする。

で、
最終章は、ほんとに、キムさんがご自分をセキララに語っていて……。
流される日々に区切りをつけ、
立ち止まって過去をながめ、未来をながめ、他人に語る作業は、やっぱり必要なんだろうなと思う。
今までの自分は、嘘をついたり他人を踏みつけたりして、狭い世界の中でぬくぬく幸せに暮らしてきたと語るキムさん、とてもステキなのでした。

一番どきりとした言葉が、
「死ぬ時の自分は生まれた時と等分か」という投げかけで。

無理、絶対。
わたしは思わずサイトに向かって、即答。
それから、
無垢をめざして生きることとは、どういうことだろうかと、あらためて考え出す。
無垢であるということは、周囲の絶対的な擁護/たとえば母親の犠牲がなければ生きられないということでもあるし。
雑念や思想もなく、純粋な喜びや不安にのみ身を震わせて、ただそこに在るだけのことかもしれないし。

自分を削ぎ落としていきたいって気持ちは、すごくわかる。


まあねえ。
生=最初の細胞分裂と捉えると、死=酵素分解(ちがったっけ?)の最終段階。
自分がぱさっと粉になって、地球に吸収される様子を思い浮かべてみる。
おお、いいじゃん。
でもこうなると両親というのも、人間そのものも、生命をいれるただの器にすぎなくなってしまうね。
(そして「地球に吸収」されるためには骨壷が邪魔なわけだから、オコツ散布の遺言をしなぎゃいけないわけか?)

 

2006/5/5 シャドーダイバー
知っている人は知っているが、わたしにアメリカを語らせると、たいがい「お馬鹿だからしかたがない」で結論、終わり、である。
うんと好意的な言い方に替えると、……異文化を理解しきれないわ、あたりだろうか。
でもときどき、すごいなぁって部分と出会い、そのときは素直に感心する。
今回は、1冊の本だった。

シャドー・ダイバー/深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち
ロバート・カーソン著 上野元美訳 早川書房刊
SHADOW DIVERS
by Robert Kurson (and U-869 Partnership) Randam House

↑(つまり、読む気があったら是非読むべきだと、言ってるのよ、わたしは)


9日間のGWの始まりは、前日の夜からの読書漬けに始まる。
ちょっとマイナーですごくおもしろい青年向けマンガを7冊、それから「ダ・ヴィンチ・コード 上・下」「コーデックス」「天使のナイフ」、上質なミステリーにわくわくし、池澤夏樹訳の「星の王子さま」はようやく違和感がない言葉で(立ち読みで各翻訳を比べつくした甲斐があった!)、わたしは上機嫌だった。
13冊目が「シャドー・ダイバー」。
重たいハードカバーで、買ったあとずっと読めないでいて。
読み慣れないノンフィクションの固いとっかかりが読みづらくて。
ところがすぐに、お尻に根が生えてしまった。
それまで読んでたミステリーが、全部、とんだ。影が薄れた。

ライターの視点・構成力もうまいんだけれど、
人生/真実へのまっすぐな向き合い方。
お互いに認め合い、補い合うパートナーシップ。
無駄死にと静かに向き合うプロ意識。
……が、ミステリーとなってエンターティンメントしている……。

読みなさい。


しかし、この生活のせいで、
せっかく削った体重が、あっという間にもとの木阿弥。くっそぉ。

その後のGWの過ごし方
1日がかりで料理して、父に惣菜を送る。
大物の洗濯、部屋のお掃除。
で、ゴミ袋を5つ捨てても、部屋は片付かない。
過去、友人の名言があったっけ。
溢れた部分を捨ててるだけだから、結局、ものは減らないのよ。

掃除のBGMはDIOにニルヴァーナ、ジプシーキングス、m-flo、一青ヨウ、etc...
わたし、音楽にはつくづくポリシーがないな。
おもいついてHP更新したけれど、

ネット・ライフは友人との掲示板、朝日新聞、山田和也氏と岡クンのブログを読む程度で。
TVも眺めるし(気付くと、衛星でルーブル特集してるし)、
……本を読むペースは落ちた。


劇作するはずだったのに、
頭の中でイチから組みなおしたプロット・アイディアで止まっている。

気がついたら、今年はまだ、
舞台を一本しか観ていない。

 

  

2006/5/4 コア・奥深く
キムさんが世界一周の旅から戻り、簡単なご挨拶がサイトにあって、
その中のひと言に、ずっとヒッカカル、……わたし。
「片目以外は五体満足で戻ってきました」

キムさんが、何気なく明るく書き込んだことは、わかる。
でもね、
……ヒッカカルんだもの。
わたしには、今のまま、そのまンまで、完全無欠のキムさんなんだよ。
そして、気付く。
わたしが熱愛しているのは、「伊藤キム」という商品なのかな。
そうか、本名も、プライベートも知らない。
誕生日も、今回の旅日記の中で知った。(蛇年・うお座だってことは何故か知ってた)
ああっ、そうだったのかあ。

(話は逸れるが……。
キムさんと同い年に、思わず尋ねた。ねえ、あなたも今年、41だよね。
「うん。夏になったらね」
どうする? バカボン・パパと同い年だって。
「…………(考え込む40歳と9ヶ月の妻・娘・愛人持ち)」 )


役者を語るとき、仮面/ペルソナに関することがある。
わたしは、祐くんをみていて気づいた。
(だいたい、この「祐くん」という書き方がすでに仮面だ。わたしはかれのことを、実際にはほぼ、そうは呼ばないのだから)
つまりまあ、二十数年前、
この人、誰にも愛想よく笑っているけれど目が凍ってるじゃんと思い、
人から聞いたかれの生い立ちを思い出し、
次の瞬間かれの奥深く、幾重にも固く包まれた中で悲鳴をあげることすら諦めたコアが見えた。
一度コアが見えてしまうと、おそらく本人も気付いていない幾重にも被っている仮面が見え始めた。
大雑把に言えば、
オリジナル/親しい周囲向けの人格/劇団向けの人格/ファン向けの人格/そのときこなしている芝居の役
それが、バリエーションというか、段階というか。無数にある。
苦労人ゆえ、おとなゆえ。
オリジナル/周囲向けの人格 程度しかないわたしにしてみれば、……尊敬もしたが、ハガユクもあって。
(まあ、そんな向き合い方をしてしまったので、……もうそりゃあ、お互いにぞっとするほどにキズつけあいました。若気のイタリ)

仮面という言い方をするけれど、実はどれもがかれ自身であることも確かだ。
ただ、周囲の期待に応えるかたちをとるので、オリジナル・コアを開放できない。

わたしは、自分の感情に正直である生き方を選んだので。たいがいの人が、「アイツはアイツだから」とアキラメながら、認めてくれている(と、思う)。
それでもときどき、メンテナンスが必要だ。
GWを利用して、誰にも会わずにしばし引きこもる、とか。
舞台の祐くんを確認することで、自分が間違いなく大切な自分であると意識するとか。
(世界一周とまでは言わない、トルコかギリシャか、タヒチかイースター島か、ルーブル美術館か……キリないな……に行きたい)
祐くんは……、どうしているのだろう。
毎日、淡々と、次々といくつかの役/他人の人生 に生き、周囲の人に尊敬されて、笑顔を向けて……。
(気がついたときは、わたしがまた、代わりに悲鳴をあげてあげるけど)

ちなみに、
他人とのバランスを大切にする祐くんは、天秤座です。
わがままに関しては潔癖なわたしは、乙女座。

うお座は、多重人格……だっけか? 知ってた? キムさん。


キムさんの場合は、仕事そのものが置き換えのない自己表現だから、
たぶん 仮面/商品としての自分/自己 が、もっと複雑に入り組んでいる。
わたしは、
メッセージを、
ていねいに思い出し、一本ずつほぐし、迷いながら考える。



アノ、タブン、チャント、オリジナルマデ、仄カダケド、ミエテマス、カラ……。


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