あげんについて ブログ 過去の公演案内 ミュージカルの創り方 観劇・能・ダンス・大道芸とか
三茶deボランティア メンタルケア とか 八ヶ岳ライフ 食べもの系 日本人・考
お絵描きとか 旅のアルバム おもちゃコレクション 読んだ本とか でんでん日記
事件でした 大震災のあと ブログ以前の日々 14歳のわたし あげん に メール
2004/9・10・11
2004/11/21 ミザリー・パフェ
S・キングの小説に「ミザリー」という傑作がある。
少し気のおかしい中年女性ファンに軟禁される作家の恐怖が描かれている。
映画にも舞台にもなったけれど、わたしの好きなパフェの場面は原作にしかない。

「パーティよ」とか言いながら、上機嫌のかの女は、
1リットルだかのアイスクリームに、
生クリームとハーシーのチョコソースと、真っ赤なチェリーの缶詰をぶちまけたものを食べることを強要する。
作家は悲鳴をあげるのだけれと、わたしは読みながらため息をついた。……うらやましい。
そうか、そんな食べ方があったのか。(でも、チェリーよりもバナナの方がおいしそうよ)
実行しました。幸せでした。(さすがに量は原作どおりにはいかなかったけれど)

それから20年、
最近は落ち込んだ自分を励ますために作ることが増えたので、
ホントウに「ミザリー」パフェになってしまった、というおはなし。

  

2004/11/21 元気の素
よくおじさんが、若い女の子に喜ぶ様子を見て、ミットモナイと、内心馬鹿にしていたのだけれど、
気付くと自分が全く同じになっている。
恐ろしい……。

数週間前、
なりゆきでなんだけれど、3日続けて、朝目覚めるとsuzuちゃんからメールが入っていた。
そのこと自体もうれしかったし、
文章を曲解すると、「ちゃんとそばにいるから」とも読めて、
自分はこんなことを誰かに言ってほしかったのかと、
たかがそんな言葉に癒されるほど、自分は落ち込んでいたのかと気付かされて、
……苦笑い。

夜の長電話で、「もう少し頑張ればイケるんだから、頑張ればいいのに」と言われて、
(だからって、ユミカオルだのスギモトアヤだの女優の名前を持ち出されても困るんだけれど)
ねえ、20歳年下のステキな男の子にそんなこと言われたら、どうよ。
おばさんは、元気にならざるえません。

 

2004/11/18 タビビト考
晩秋は、モノ思う季節……?
街を歩きながら、自分の半生をふと振りかえって。

わたしはたぶん、多くの人たちの期待を裏切っている。
まあ、両親とかごく親しい人とかは置いておいて(ゴメンナサイ)、
少なくとも、ちょっとだけすれ違ったような出会いをした人たちの何人かは、「かの女(わたし)はもっとアーティスティクな何かで名を馳せる人だと思ったのに」と失望する……。
はい、わたしもこれ以上の将来を期待されない年齢になりました。

余計なお世話なんだよと思う一方で、
そうか、わたしが人生の岐路とやらで選択してきた生き方は、確かに他の人の理解とは違う方向だったのかなと思う。

うまく定義は出来ないのだけれど、
わたしは結婚して子どもを作り育てること(「巣」を作ること)や、
社会的に成功すること、
人に評価(感動)される作品を仕上げることなどを目指したことがない。
では何が人生の目標だと問われると、目標など、ない。
結果ではなく、過程(=日々の暮らし?)が心地よいか、
自分らしい自分でいるために、どうすべきか、
ジタバタともがきながらも、そんなことを基準にしていたような気がする。

これは……旅に似ている?
目的地に到達することよりも、そこまでの風景やエピソードに感動したい……。
そして旅に終わりはない。

ごく小さい頃から、
部屋の模様替えが好きだった。(普通、小学生はそんなに頻繁にしないものだとは、知らなかった)
ときどき、描き溜めた絵やメモを一気に燃やして、友人に不思議がられた。
今思うと、変化していない自分が不安だったのかな。

実際に旅も好きだけれど、
今の生活は現実的に、旅に出られない日々なのだけれど、
わたしはジンセイにおいて、
タヒビトなのかもしれないと結論した頃、
家にたどり着いた。

  

 

2004/10/10 ……9針!!
先週の月曜日。工房で……作業中。
過去、何百回としていたあまりに何気ない動作。
確かに……わたしの機嫌は……悪かった。
(メンテナンスから戻った加工機が、てんで使えなかったのだ。技術者が加工作業を理解していないから、こうなるのよっ)

ステンレスプレートの保護シートを剥がそうとして、処理されていないプレートの縁で、左手の親指を切った。
無意識に舐めて、ティッシュを当てて、親指を握り締めながら、使えない加工機の動作確認を続けようとして。
KIEがバンドエイドをもってきてくれた、けど。
「……血が、とまらない……」
さっくり割れた傷口から、次々と鮮血が盛り上がる。
傷口が、合わさらない。
「もしかしたら、縫ってもらわないと、ダメかも」
今思うと不思議なんだけれど、痛くはなかったんだよねえ。
KIEがサイトで、近くの医者を検索し、プリントアウトしてくれる。
(この時点で、その医者に電話確認しなかったのが、ふたりともどこか気持ちが慌ててたってことだな)
客と話していたRYOちゃんの声をかけ、
「ちょっと病院に行ってくるから」

当たり前だが、女は血をみても動転しない。わたしもKIEも。
「やだやだっ」と顔をそむけるのは、RYOちゃん。

今年は例のないほど台風の当たり年で、
雨が降り続いている。
サイトで検索した医院にたどり着くと、白い紙に……「閉院しました」だと?
呆然。
半泣きになって、KIEに電話する。
「どうします? こっちに戻りますか?」
「もう一回検索して、電話して」
肌寒い雨の中、途方にくれていてもしかたないので、
目の前にあったガラス戸を引きあけ、
「すみません。ちょっとお尋ねしてもよろしいでしょうか」
知らないおじさんに、近場の病院を教えてもらう。

歩いていると、KIEから電話。状況を話す。
雨の街の中、迷っていると、けっこう皮膚科だとか、歯科だとか、医者はごろごろしているものだとあきれる。
今にして思えばラッキーだったのは、
何故かわたしは、その知らないおじさんが思いついた医院に固執して、何人もの医者を通り過ぎ、そこを探し当てたこと。
あとから聞いたのだけれど、処置をしてくれた先生は、
月曜日の午前中しかそこにいない、「外科医/専門は手」だったのだ。

さて、その小川医院の窓口で、
「手を切ったんですけれど、診ていただけますか?」と告げた後、傷口を覗いて、まだ血が止っていないことにちょっと安心する。冷たい雨の中、歩きつづけているうちに、血が止ってたら笑い話じゃん。
「お仕事中に怪我されたんですか?」
「はい」
「じゃあ、労災扱いですねっ」
看護士が心なしか、うきうきとしている。(なんでだ?)
うちみたいな小さなベンチャー企業、労災手続きなんてできるのかしらん、ちょっとどきどきする。(できました)
治療が終わると、「毎日消毒に通ってくださいね」と言われる。
18歳のとき、腕を切開したけど、あのときは1週間包帯取り替えなかったよなあ(ただし、入院)……と思いつつ、「はい」と返事する。通院することで、利益が変わるんだろうなあと、ちょっとだけ恩返しみたいな気分になっている。(事実はわからない)

で、数え切れない笑い話は、そのあと始まる。
左の親指が使えない日常生活の不自由さ。
工房に帰り、……もう、笑いがとまらない。
「KIE〜。トイレに入ったのさ」
「え? はいはい」
「片手だと、ストッキングがあげらんないの〜。だからこうして、こうして、よいしょって」爆笑。

コンビニのお弁当の蓋がとれない。(あけてもらう)
お醤油のパックの切れ込みが引き切れない。(はさみをもってくる)
食後のお薬、カプセルを押し出そうとして潰してしまう。
たかだかPCを、ちょくちょく打ち間違える。(人差し指では、代用しきれない)
カッターを使おうとすると、(ざっくりいきそうで)少し気持ちが引く。
製品を紙で包めない。(「♪続きはおかーあさん♪」とか歌いながら、KIEが引き継いでくれる)

帰りの電車の中、初めてキズが少しだけ傷む。
(ようやく、緊張がとけたんだな)
どうしよう。おとうさんに来てもらうかな。でも、今、山梨の家の方だよな。
KURIかYUMIか、……誰かに電話して?
……。…………。
それともひとりで、どこまでできるか、やってみるかな。
(結局、会社の人間以外、未だ誰にも怪我を報告していない)

笑い話は続く。
お風呂のときにはレジ袋を左手にかぶせて、髪ゴムで手首を止める。
だが片手では、洗顔用石鹸が泡立てられず、
右の太ももを利用する。
海綿に石鹸がこすりつけられず、シャワーだけにして、次の日、ボディシャンプーを買う。汗の季節でなくてよかったよ。
朝、ブラジャーができない。(ホックを止めてから、シャツみたいにかぶる)

とりあえず、動作にロスは多いものの、ひとりで生活できるのだった。
食器だって、片手で洗う。
世の中、ずいぶん便利に工夫されてるから、
歯磨き粉のチューブは片手で開け閉めできるし、
洗濯機は手を濡らさないでも済むくらい脱水してくれる。
出来ないことは、しなくても生きていける。(掃除とか)
ちょっと工夫すれば、台布巾だって絞れるのだ。

「(TVの故障に続いて)またゲームできなくなったなあ」
RYOちゃんやKAIさんが、おもしろがる。ふん。

普段は、わたしが痛がらないし、笑い話を次々披露するしで、あまり心配してもらえない。
なんかの動作の拍子でわたしが瞬間、痛がると、RYOちゃんの顔色が変わったり、する。

だんだんねえ、わたしもキズに慣れて、無頓着になるから、
動作にも気を廻さなくなって、
痛がることは逆に日増しに多くなるのだ。

さて、昨日から3連休。
外は台風。
金曜日の夜は、心細くてちょっとだけベソをかいたけど。
テーマは、
できるだけ食事をつくる。食器は洗う。
本を読む。(諦めてたPLUTO豪華版が手に入ったのが、最近では一番うれしかった)
ゲームができるか挑戦する。(人差し指や手のひらの使い方がわかってきたので、なんとかできそうな気がする)

料理……。
キズと包帯を濡らせないので、芋とかは剥けない。
(こういうときに限って、自分の煮物が食べたくなる)
包丁の研ぎなおしをしたいのだけれど、
気持ちのどこかが怖がっている。
生ハムのクラブサンドイッチ、
スティックサラダwithアンチョビ、
ウインナーとキャベツのビネガー煮、
もやしと豚肉のスープ。


で、毎日消毒に通って、包帯を替えてもらってたんだけれど、そのたびに、みごとな美しい縫い合わせに惚れ惚れしてしまう。
3ミリおきくらいに9針。
だけど、
以前手術した切り傷は、十年近く、季節の変わり目とかに痛んだように覚えている。
たぶん、本当に痛いのは、抜糸したあと、再び指を使い始めてからなのだ。

  

2004/9/20 TVのない生活
連休をゲーム三昧しようとしていたら、1日目で
……TVが壊れた。

1週間くらい、通常の放送がときどき、だんだん、色褪せていたから、突然とはいえないのだけれど。
ゲーム画面の発色はキレイだったから、
マンションのアンテナのせいかなあと、呑気だった。
(ケーブルTVにしようと思いつつ、今までそのままだったのだ)

土曜日、ゲーム三昧1日目、の夜。
ゲーム画面から色が消え、あれ?
……光が消え、やべっ。
夜も遅いので、そのまま寝て、次の朝、
ブラウン管は完全にその仕事を放棄していた。

げっ、ゲームの続きは???
げっ、今晩の「新撰組!」(わたしが今、唯一観ている連続ドラマです)が、観れない?

とりあえず、父に電話。
「これから買いに行くけど、どのTV、買えばいいのかかなあ。
デジタル放送用?」

男は(少なくとも、父は)、電化製品は自分が買うものだというところがあって、
「週末には東京に帰るから、それまで待ってろ」
「え〜〜?」
やりとりがあって、まあでも、いいかと、
父を立てる。
買ってくれるって言うんだしさ。
(あとはぎりぎりで、ごく自然にわたしのカードで支払うタイミングの問題)

TV、みてないつもりで、結構つけてるものなのだ。
ずっと音楽を流していても、
無意識に、リモコン探し、そうだったと思う。


BGMは、女声のボサノバ(小野リサ)とかが、さらさらと自然。
ラブ・サイケデリコあたりだと、ボーカルの主張に意識が少し引っ張られる。
高校生の頃は口当たりがよすぎてバカにしていたクイーンだが、最近はベスト版が必須BGM。フレディの愛に元気付けられる。


ゲームできないと、時間がぽかっと空いてしまった感。
いや、その予定だったから。
思い立って、プチ・レプでしらべて、
面白そうな芝居マチネの当日券にすっ飛んでって、劇場に並び、空振りのまま、すごすごと帰り、
途中で、何かと散財する。

連続ドラマは、
しかたがないので、声だけ聞く。
役者の表情や、アングルをイメージしながら。
理屈では、ビデオが録画してくれてるはず……なのだが、今は確かめる術もない。


しかたがないというわけでもないけれど、
本を読む。
休みに人と会いたい要求が、わたしにはないの。
(これって、問題あり? なのかな?)

「夜明けの風」
サトクリフの新刊、かの女の本が読めるのは、
あ〜、幸せのひとつ。

「キャッチャー・イン・ザ・ライ」つまり、村上訳の方。
「ライ麦畑でつかまえて」野崎?訳を読んだのは、高校生だったかな、正直よくわかんなかった。
村上訳は、期待通りの出来。
年齢的なこともあるのか、今度はよくわかり、やっぱり退屈だった。
1箇所、「ポールを隔てて」とかいう訳があったけれど、あれ、北極・南極ほどの距離があるって意味じゃないのかなあ。
こんなんにひっかかると、野崎訳と原版をチェックしたくなっちゃうのよね。ちっとも、サリンジャーが好きでもないのに。
(というか、サリンジャーが好きだナンテ、スノッブ過ぎて、気恥ずかしい)

  

2004/9/19 空白の間
はい、久々です。

体力がなくなりましてね、
もともと夏は苦手だし、
しかも今年は超猛暑でしたし、生きている(と、会社)だけで、
他のことができなかった。

芝居を書かなくなって、観なくなって、
返すのがメンドーでビデオ(映画)も借りなくなって、
ゲームもしばらく、そんなにそそられるのがなくて、
その分というのか、本は読みましたね。まんがも含めて。
最高記録が5月で、70冊くらい。
8月もたぶん、50冊くらいかな。

ネットだとか、本屋で、だだあっと買って、
床に2列くらいがーっと並べて、
端から読んでいくわけですね。
昔読んだ本も、また買って混じってたりする。

趣味とか楽しみとかというより、
エサを食べてる感じ、が、近いかなあ。

読み終わった本は、段ボールにつめて宅急便で
父と友人のKURIに廻すんだけれど、
父なんかは読破をあきらめて、そのままKURIに廻したりしてるみたい。



夏休み、一晩だけ、
まんが家を再開したMIYOの原稿を手伝いました。
なんか青春☆
すんごく楽しかった〜。
(なんせ所詮、他人の原稿なわけだし〜)

肩がこりこり。
「あきらめて、老眼鏡買えば?」と、MIYO……。
う〜>
MIYOはそりゃ、似合ってるさ、老眼鏡。
(というより、カッコいい)
でも、わたしは、普段の生活に、特に支障は、ないのよ?

だが実は、少し、支障があったので、迷うのだ。
仕事がらみもあって、
ビーズ・アクセサリーを作るのに2週間くらいだけ、ハマった。
夜、蛍光灯の下で、
ビーズやスパンコールに、カン(環)を通すのに、すごく神経がいった。
ものによっては、カン(感)で通すわけ。
(いや、もう作んないからいいんだけどさ)

高校の頃から愛用している国語辞典。
文庫本まんがのコマの中に、こちょこちょと書いてある、ちいさな書き文字。
「あれ?」と文字を拾うのに、目をこらす……。



がくんと目が悪くなったの、さあ。
読書量と関係あるのか、ないのか。

(今までの人生、眼鏡と縁がなかったからなあ。
眼鏡、作る決心、そりゃ戸惑うって)



PS
自分のサイトは更新しないけれど、
会社のサイトは、もう少し、更新してるわけで、
それで、なんというのか、
作業欲が済んじゃうっていうのかな、
それが、あると思う。

  

▲ TOPへ

◆ このサイト内の著作権はすべてサイト管理人が所有しています。 copyright AHARA Noliko all rights reserved.

inserted by FC2 system