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2003/8
2003/8/17 トリップ
調子にのって、ウェブショップでまた、本を50冊近く買ってしまった。
もっとも今度は30数冊はまんがなので、そんな負担ではない。(と思う)

だが会社の夏休みの間、例によって友人と遊ぶ以外はマンションに引きこもり、ゲーム(PS2のメガテン)に没頭していたので、読んでいる暇がない。

このゲーム、まるまる4日間かかりきりでも、半ばほどまで進んだ気配もない。
昔風に、ゲームとしてもかなり手強いので、わくわくする。
きゃー、うそお、なんでえ????
ひとりで床にひっくり返って……ええいっ、いくぞっ。

ひとり暮らしの特権というか、この貴重な時間のために、わたしは同居人がいらない……とも言える。
メシなどをつくってやったり、多少は義務的に感じのいい会話をかわさなければいけなかったりするのが、少々うざったいのだ。
いや、その幸せもわかるけれど、わたしの人生は、さ!  

さて、
1日くらいは読書にあてようと、まんがから読み始める。
「ブラックジャックによろしく」6冊。かたわらにティッシュの山を築きながら、読む。
この作家は「海猿」のときから、泣きながらまんがを読む快感をわたしに植えつけた。
「バガボンド」「蒼天航路」の続きを1冊ずつ。
それらに前後して、久しぶりの萩尾望都の短編、中篇を6冊。

ずっと読みたかった「イグアナの娘」。よかった。
こういう母と娘の感情を、男は理解できるだろうか。
寓話めいているけれど、これは女の真理。

夜もふけてきて、
「そうだ、こういうときに飲もう」思いついてビールの栓を抜く。
実はアルコールに弱いので、本当はビン1本はきついのだが、手に入れてしまったクラシックラガーは大瓶。
うまい〜。
飲みきったけれど、頭が気持ちよく、少しふらふらしてくる。
(酒に弱いって、燃費がいい)

最後の1冊、途中で伏せる。
クライマックスはとっておこう。と、そのままベッドに倒れこむ。

そうそう、萩尾望都という作家のマンガは、魔法のように、音楽のように、言葉とストーリイと深層心理と未知なる存在が交錯しているのだが、
酔っ払った頭に、それがコダマのように錯綜する。

ああ。

くらくらくらくらする。

今、頭の中心を、宇宙の神秘が、通り抜けたかも。


ここにはいない存在が、

わたしの中で共鳴している、かも。


眠りに引き込まれる寸前、



ああこれがとりっぷするということなのねと、……



ZZZZZ……

  

2003/8/9 爪が割れる
床に置いたCDプレイヤーの上には、毎年、ますむらひろしさんのアタゴールのカレンダーをかけている。今年はゴッホの絵がモチーフのシリーズ。今月はあの、はね橋の絵。うらうらとした陽射しの中の朽ちたボート、釣りをするヒデヨシ。
この絵が、不思議なことに幅広い音楽に似合うのだ。ピンクフロイドとか、モーツァルトにも……。

茂木健一郎さんのセレクト・モーツァルトなんていうから、通りがかりに、つい買ってしまった。
おお、久しぶり。
弟が好きだったので、大昔、壁の向こうでよく流れていた。

……あれ……?……

ミュージカル「モーツァルト!」や舞台劇・映画「アマデウス」のヴォルフガング。自分勝手な天才肌ってキャラ。
そりゃ、昨今の流行の、意外性を狙ったとらえ方なんだけれど。
……ねえ……ちがくない???

わたしは床に座り込む。
これはプレーヤーたちの人格が、わたしの語りかけているのか。
それとも、もともとの作曲家のカラーか。

シンフォニーやコンツェルトなんだからすごく当たり前なのだが、これは「組織/ハーモニー」をしらなければ作れない音じゃないのか。芸術家というより、職人肌。スタッフ・周囲との人間的な調和。

それを踏まえた上で、

孤高の中に美しいものを編み上げる才。

2006/5/12 おかえりなさい
づくと左の人差し指の爪が割れていた。
よくある、のばしている白い部分がパキと割れるというのではなく、
ピンクの部分の中ほどの端からびりびりと破けるように
割れていたのだった。
特に痛いというほどでもないが、割れた端が何かと日常の動作のなにがしかにひっかかり、
ぴりぴりするのだった。

薬箱に入っているテープをまく。
(わたしは実によく白い部分の爪を割るので、慣れたものなのだ)
だがこのテープは、日常生活の中ですぐに非常に汚れる。そのうえ半日もたない。
日常生活の中で水にも濡れるので、テープの下になった指は白くふにふにとなり、それもみじめっぽい。

翌日、スーパーで割れ爪用のシールというのをみつける。
透明の楕円のシールがセットになったもので、
貼った上からマニキュアを塗って強度が補強できるというもの。
これがなかなかのすぐれものだった。
日常生活は通常どおりになり、少なくとも、このシールは1日は持つ。


数日たって、気づいて今度は付け爪を買う。初めての体験。
友人たちがよく使っているので、抵抗感はない。
会社で違和感のないよう、やさしい色を選ぶ。
結論。
これが、最適である。

3色の薄いピンクで塗り分けられたパーツを、爪の大きさにあわせて選び、爪きりで大きさと形を整える。
これを付属の両面テープで貼り付ける。
残りの爪も雰囲気をあわせて、似た色でシロップに塗る。
おそるおそるの付け爪生活。
これが1週間、もった。

次の週、ひとつだけ異質な爪というのもおしゃれでないので、となりの中指も付け爪にする。
以前、色を変えてマニキュアを塗っていた時期があったので、自分の中ではこのほうが違和感がない。
(全部を付け爪にしないの?という声が聞こえそうだが、それにはかなりの手間暇がかかるので、わたしの根性ではパス)
だが、慣れてきて種種の動作が無頓着になったのか、
この爪は3日しかもたなかった。

3回目にして気づく。
付け爪の上から周囲と同じ色に、マニキュアを塗る。
これで違和感は全くなくなった。
割れ爪の対処をマスターするのに、これだけ時間がかかったということ。

そして2週間半。
割れた部分がようやく、ようやく、白い部分近くに達する。
割れていたわけなので、切りそろえてもまだぎざぎざは残っているが、
とりあえずの日常に戻ったのだった。

  

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