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2001/4
2001/4/14 土曜日の午後
女性ボーカルが、「時の流れるままに」を歌っている。
時間に身をまかせる。

午前中はプールで800m 泳いだ。3ヶ月ぶり。
高い会費を捨てている。
でも、からだは心地よく疲れた。都会のおばさんの、贅沢ってわけか?

午後はPS2を買いに行く決心をしていた。
でも数日ぶりに開いたプライベートのメールサーバー。
PS2のニュータイプの発売日(4日後)のお知らせと予約日(おととい)が、
メーカーと友人からダブルで入っていた。
数日メールを開けないでいると、世の中の情報に間に合わなくなっている。
うひゃ。
とにかく、せっかくPS2を買いにいける時間を確保できたのに、また延期。縁がない。

先週、帝国劇場に電話をかけて、翌日の当日券がないか尋ねたら、実に邪険に切られた。
おおいに気分を害する。
芝居とは、誰のものなのか、あきらかにわたしは、5年前と違う意見を持っている。
日本に浸透していかないわけも、見える。
でも、見えたからといって、何の役に立つものでもない。

CDは次の歌に変わった。
コーヒーをもう一杯入れて、メールの返事でも書こう。

  

2001/4/13 月と桜
仕事に追われ夕方、眉間に皺をよせて、地下鉄からの階段を駆けあがる。
地上に出ると目の前で、信号待ちの年老いたご主人が隣の年老いた奥さまに、
何かを指差していられる。
つられてふりむく。
ああ、いい月だ。
きっとそんな会話があったに違いない。

ふいに「ジェリクル」という言葉が浮かんでくる。
エリオットの「CATS」に出てくる魔法の言葉。
なんて懐かしい。
ジュエリー、ミラクル、ジョリー…
そんな言葉を連想させて、昔わたしは大好きだった。

言葉を忘れていたわけではない。
でもその言葉のもつ魔力を忘れていた。

自分の中の「ジェリクル」
ジュエリー、ミラクル、ジョリー…


仕事に追われ、居間の窓の外を眺めることなど忘れる。
何故、あの日の朝、わたしは窓を開けたのだろう。
呼んだのは、一本の桜だった。
ねえ見て欲しい、わたしは今、一年で一番美しいのだ。

桜はその数日前から、わたしを呼んでいたのに。
マンションの玄関に、
数枚の花びらがいつも待っていた。
世の中に桜は満開だったから、足元の数枚の花びらがどこからきているかなんて、
気にもとめなかった。

だけどその一本の桜の樹は、他とは違う。
飛ばされた洗濯物を取るために、登ったこともある。
小さな蟻がいっぱいいた。
手のひらに、ごつごつした黒い感触。
白いTシャツのまま、腕をまわして抱きしめた。

今日はもう半ば葉桜になり、濡れそぼった犬の様にみすぼらしい。
でもわたしには、愛しい。


わたしは…、
人恋しいのだろうか…………?

  

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